人間関係の「スキル」としてぜひ読んでおきたい、D・カーネギーの名著『人を動かす』。
今回は、人に好かれないような気がしてしまっている方に、「人に好かれる6つの方法」をご紹介します。
その前にまず、『人を動かす』では、人間取扱説明書といって、人間とはこういうものという3大原則があります。
ご存じない方はまずこちらを読まれてみてください。
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この3点をまずおさえよう!『人を動かす』の”人間の取扱説明書”
人間関係においてとても重要なことを教えてくれる名著「人を動かす」。 この名著にはたくさんの原則が書かれていますが、今回は基本中の基本ともいえ …
人間はどういうものかがわかったところで、本題である「人に好かれるにはどうしたらいいか」についてです。
『人を動かす』は、「人に好かれる6つの方法」を教えてくれています。
本の中で、この方法を実践して成功している方々は、子供から大統領まで様々です。
どれも、ものめずらしいものではありませんが、「実践」できているかという視点で考えてみると、何かヒントが得られるかもしれません!
1.どこでも誰にでも歓迎される方法
人には、自分のことにしか関心がないという性質があります。
なので、自分のことに関心をもたれると、人はうれしくなるということですね。
原則1:人に深い関心を持つ。
例として挙げられていたのは、
舞台でマジックを披露するマジシャンが、来場してくれたお客様に毎回感謝し、お客様のためにベストを尽くそうと何度も心の中で繰り返していた
ある大統領は、執事の奥さんのちょっとした興味にも関心を示していた
ある大学の学長は、貧しい学生を呼び止めて、健康を気遣い料理のレシピまで教えた
相手の息子さんの趣味のために、古い切手をお土産に持って行った
何気ないことですが、相手に関心をもったからこそできる行動ですね。
「自分、自分」と考えているところを、相手に深い関心を持つように変えてみると、行動が変わってくるのかもしれません。
2.第一印象を良くするシンプルな方法
お金がかからず、多くを生み出す原則がこちらです。
原則2:笑顔を見せる。
シンプルです。
疲れ果てて笑顔になれない人には、あなたが笑顔を向けましょう。
与える笑顔が残っていない人間ほど、笑顔を必要としています。
人に好かれたいなら、笑顔をみせましょう、だそうです!
3.好意を得る単純かつ確実な方法
原則3:人間にとって、自分の名前が最も甘美かつ大切な音であることを、覚えておく。
最も甘美かつ大切な音って、最強ですね。
人から言われてうれしくなる言葉は他にいくつもあると思いますが、最強なのはその人の名前。
大統領でさえも、人の名前を覚える努力をするのだそうです。
ただ、人の名前を覚えることが苦手という方もいるかもしれません。
大変かもしれないけど、ちょっと努力して人の名前を覚える、それがよい習慣になると書かれていました。
4.話上手になる簡単な方法
あなたが話している相手は、あなた自身やあなたが抱える問題よりも、彼ら自身と彼らが抱える欲求や問題に、100倍も関心があるということに注意しましょう。
原則4:聞き上手になる。相手には自分自身のことを話してもらう。
これは原則1とつながるかもしれせんね。
相手に関心をもてば、話も聞いてみたくなります。
本の中では、例としてビジネスシーンが多く挙げられていました。
顧客対応などに、とくに重要な方法ともいえそうです。
5.人から関心を持たれる方法
原則5:相手の関心事について話す。
人から関心をもたれるために、相手の関心事について話す?
なんだか矛盾する内容のようにも思えます。
しかし、相手にとって最も大切な事柄について話せば、相手の心に近づけるのだそうです。
まず、相手の興味の対象を探しましょう!
6.瞬時に好かれる方法
原則6:常に、相手に価値があると感じさせる。それを心から行なう。
この原則はとても深いことを含んでいます。
数々の聖典や哲学で教えられてきた原則として、次の有名な言葉も紹介されていました。
「己の欲する所を人に施せ」
すばらしい姿ですね。でもちょっと難しそう?
他人が欲していることがわからない・・・ということもあると思います。
でも、次のことならできますね!
いつでもどこでも相手に敬意を払う
例として挙げられていたこと:
郵便局の局員の男性のフサフサな髪を褒める。
わかりやすく案内してくれた受付窓口の人に、「わかりやすかった」とお礼を言う。
日常で小さな礼儀(言葉遣い)をする:「お手数おかけしてすみませんが」「お願いできますか?」「ありがとうございます」
奢っている人はだれも好きにならないですよね。
なので、人に好かれるには、奢らず、常に相手に敬意を払うようにしないといけないようです。
しかも「心から」!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どれも難しくないので、これで人に好かれるならやってみる価値はありますね。
名著ですので、世界中の多くの人たちにも読まれています。
世界中の人がおさえている方法を自分が使っていないというのは、損しているようなものです。
『人に好かれる6つの方法』ぜひ試してみてください♪